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\だれの仕業? 秋の紅葉シーズン突入!/

2020年10月11日

こんにちは!事務局のサイです🐻

北海道大雪山系では冠雪を迎えたそうですが、
そろそろ飛騨山脈の峰々も
初冠雪を迎える頃となりました。
暦が寒露を過ぎてから日増しに冷え込み、
朝は10℃を下回る日も増えてきました。
出発時は
薄手のダウンや、フリースなどを
ご用意の上、暖かい装備でお越しください。



先日シラビソコースに入山のお客様2組様と
森 誠ガイド


この日コースへ向かう途中、
ある痕跡が見つかりました。


しっかりとドングリが食べられた痕
そうです。
ツキノワグマがいた跡です。


そしてこんな大きなものも。

ツキノワグマの糞

飛騨地方の山域は、
多くの野生鳥獣が生息しておりますが
ツキノワグマの生息地でもあります。
五色ヶ原の森は鳥獣保護区でもあります。
九州地方では
50年ほど前に絶滅したと考えられており、
貴重な野生動物です。

この乗鞍岳一帯にもその多くが生息しており、
毎年高山帯にまで現れる熊もおり、
その移動距離は1日に50 km とも言われております。
走るのも木登りもとても早いんですよ。


春先のツキノワグマは、
冬の間出産し、
子熊を2頭を引き連れている場合が多いです。
メスは特殊な繁殖生理を持っており、
11月頃に妊娠着床します。
出産するためには、
秋に大量のどんぐりを食べる必要があり、
山の中でどんぐりが凶作の年は、
集落や人間の住む里の近くに出てくることが多いです。

このあたりの熊はブナやミズナラ,
クリやトチノキのドングリを好みます。
また春先になる桜の実や
夏には笹の葉や根曲がり竹を食べたり、
秋に桑の実を食べたりもします。
とてもグルメだと思いませんか??


そんなツキノワグマが住んでいる
五色ヶ原の森周辺には、
豊かな自然が沢山残っているとも言えます。
大きいけれど実は、
とても臆病で怖がりな性格のツキノワグマ。
人が先に自分の存在を知らせることで、
熊は人間との距離を保ってくれます。
山に一人で入る場合は、
熊鈴や携帯ラジオを携帯する、
定期的に手を鳴らす、ホイッスルを鳴らす、
などの対策が有効です。
(周辺に静かな散策をしている人がいないか、気配りをしましょう)

今も飛騨地方で活躍しているマタギ伝来の
「ホイ!ホーイ!」という熊追い声を轟かしている
者もよく見かけます。

皆さんも秋のトレッキングでは、
どんぐりのなる木をよーく観察してみてください。
熊の食事痕や木登りをした爪痕が見られるかもしれませんよ^^
もちろんガイド中はしっかりとガイドが
クマ対策を行いますので、安心してトレッキングをお愉しみください。


plants12plants12plants12紅葉前線降りています!plants12plants12plants12
本日は51名のお客様に入山いただいております


emotion20plants12plants12五色ヶ原の森で秋のもみじ狩りへ!plants12plants12emotion20
10月31日まで休まず営業します!
plants12https://goshikinomori.com/plants12


  

Posted by 五色ヶ原の森案内人の会 at 09:57Comments(0)